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CEOブログ

2021年01月14日 オーナー社長

平成2年から2年ほど電気通信機器会社 子会社の雇われ社長を経験しました。
その後、オーナー社長となり30年が経過。
「社長」の意味合いは表面的に違いを理解するのは難しいです。
またオーナー社長にも様々な意味合いの違いがあり簡単には定義できないようです。
「自己犠牲」「無限責任」「借金末代まで」「家族離散」…
しかしながらその割合は本人の感じ方でも大きく変わります。
 
私の場合、雇われ社長の時は少ない能力だけでなんとかなりました。
会社はたたんでしまいましたが、有限責任で終わりでした。(辞表だけ)
オーナー社長になってからは売り上げの数倍借金をしたとき、自宅はすべて抵当権を設定、
すべてを失います。中小企業社長の自殺者数の増加は他人ごとではなく明日は我が身とまじめに感じていました。
毎月借金を返済しに銀行・保険庁・家主を訪れ、同じような年齢の方に頭を下げるのはみじめでした。

このような経験から何を学んだのか?それは会社は利益を追求しないと世間から追放されるのです。
利益を出せない会社は社員も幸せにはできないということです。
今は信用保証も免除されるまでになり無限責任からは解放されました。(笑)
30年経過して企業が生き残る確率は稀有だそうです。
個人的には次にまた社長を引き受けるときは雇われ社長を希望します。
 
苦労話をすると入社予定、求職中のブログ読者の方には余計な心配をかけるでしょう。
しかし、賢い方はこのような経験をしたからこそ継続できる会社だと思ってくれるでしょう。