CEOブログ
2024年08月30日
2024年問題が迫る中、多くの企業が人材不足やコスト増加に直面しています。
シーネットも同様に、需給バランスの崩れに悩んでおり、この課題にどう対応するかが問われています。
今回は、現状の課題と今後の取り組みについてお話しします。
【現状の課題】
■人材採用の困難さと育成の課題
IT業界では、優秀な人材の確保がますます困難になっています。
シーネットでも毎年給与水準を引き上げるなどの取り組みを続けていますが、競争は激化しています。
さらに、確保した人材を即戦力に育てるためには、最低でも6年の教育と実践が必要です。
この長期間にわたる育成と同時に、常に新しい技術や市場の変化に対応しなければならないという点で、
企業にとって大きなチャレンジとなっています。
■仕事の受注拡大と利益減少のジレンマ
一方で、シーネットの受注量は増加し続けています。
新規案件や既存クライアントからの依頼が増え、これまで以上に多くのプロジェクトを手掛けるようになりました。
しかし、利益は減少傾向にあります。その背景には、人件費の上昇に加え、
クラウド費用やその他の運用コストの増加が大きな要因となっています。
また、長期的な人材育成のコストも短期的な利益には直結しないため、
このジレンマに直面しています。
■需給バランスの崩れへの対応策
需給バランスの崩れを改善するため、シーネットは複数の戦略を展開しています。
人材育成には時間がかかるため、リモートワークの促進や働きやすい環境づくりを進め、
優秀な人材を引き付け、長期的なキャリア形成を支援することに注力しています。
また、クラウドコストの増加に対しては、効率的なリソース管理や新しいテクノロジーの導入により、
コスト削減と生産性向上を目指しています。
【今後の展望】
2024年問題に向けて、シーネットはこの難局を乗り越えるため、長期的な人材育成と技術革新を積極的に推進していきます。
利益の確保と成長のバランスを保ちながら、柔軟かつ持続可能なビジネスモデルを構築し、
社員一人ひとりが力を発揮できる環境を整えることが重要です。
これからも皆さんとともに、このチャレンジを乗り越えていきましょう