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CEOブログ

2012年10月08日 CSCMP 『Item-Level RFID Now is The Time 』

午前最初のセッションは、『Item Level RFID NOW is The Time』に参加。
ここ数年、RFIDのテーマはあまり取り上げられなかった話題でしたので、興味津々 で受講してきました。

このセッションでは、最⼤級のアパレルファクトリーとしてのアメリカンアパレル の事例を紹介、この企業は若者
のファッション向けアパレルが主体でカラー・サイズ・デザインが豊富でそのプロダクトレンジを毎年拡張させて
きました。2003年3店舗からスタートして2009年には300店舗を超え急成⻑、RFIDを導⼊し成功した事例研究で
は、なぜRFIDを全⾯採⽤したのかに関して企業の⽅が発表されていました。

様々なカラー・サイズ・デザインごとの販売はその反⾯、在庫ロスが10%以上、店頭への補充は⼤変な作業とな
り、そのため店舗の作業負担が⼤きな課題となりました。そのためRCV(受け⼊れ場所)フロアーからセールスフ
ロアー間の各作業エリアのアイテム単位でのリアルタイムでの⾒える化を商品ごとのRFIDタグをつけることで⽣産
性向上を期待しました。
倉庫から店舗、店舗のRC V Station(受け⼊れ場所)からBack Station(保管場所)、Fill Staition、
Validation Station そして Sales Floor(陳列)、POS(販売)までの全ての商品の移動が⾃動的にこのラベ
ルで管理されるというものです。当然POS販売も通常のPOSとRFIDリーダー併⽤で管理されており、販売管理はも
ちろん、店舗内の各作業場所単位の滞留時間も⾃動的にトレース管理され、ROI投資効率を⾼めて成功されたそう
です。

従来の 補充作業には、5⼈〜6⼈の作業員が6時間をかけておりましたが導⼊後2時間で完了できるようになり、ま
た、常に店頭にはすべてのサイズ・カラー・デザインが並べられ、お店の⽣産性が⼤幅に向上されたそうです。

≪American ApparelのHP≫ http://store.americanapparel.co.jp/
≪事例紹介の動画(英語版)≫ http://www.youtube.com/watch?v= SKqwqLQlXbI