CEOブログ
2025年06月16日
先日、梅雨入りを控えたこの時期、宗吾参道にある東勝寺へ紫陽花を鑑賞しに足を運びました。
しっとりとした空気の中、境内へと足を踏み入れると、目に飛び込んできたのは、息をのむほど色とりどりの紫陽花たち。青、紫、ピンク、白と、まるで絵画のような美しいグラデーションが境内のあちこちに広がり、訪れる人々の目を楽しませていました。
これまで「紫陽花」とひとくくりにしていましたが、実際に足を運んでみると、その種類の多さに心底驚かされます。ガイドマップを片手に、一つひとつ異なる表情を見せる紫陽花を眺めていると、時間があっという間に過ぎていきました。
特に印象的だったのは、葉の形が柏の葉に似ていることから名付けられた「カシワバアジサイ」の存在感ある大きな花房、見る角度によって色合いが変化する神秘的な「アジアンビューティ」、そして小さな花々が縁取るように咲く姿が可憐な「ガクアジサイ」など。それぞれの紫陽花が、まるで個性豊かな顔ぶれのように、独自の美しさを放っていました。
「こんなにも多くの種類があるのか!」と、その多様性に改めて感動し、一つ賢くなったような気持ちにもなりました。自然が織りなす色彩の豊かさ、そして植物の奥深さに触れられた、実り多い一日となりました。
普段見慣れた風景の中に、まだ知らない驚きが隠されているものですね。皆さんも、この時期にしか見られない紫陽花の魅力を、ぜひお近くで体験されてみてはいかがでしょうか。